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【医師監修】ハイドロキノンに副作用や危険性は?使用上の注意や効果的な使い方

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この記事を書いた人


尾崎まり江

神戸市のリラクゼーションサロン りびはだオーナー。エステ、アロマ、リンパケアなど、美容に携わって約19年。現在は、株式会社りびはだの代表を務めるほか、美容ライターとして、美容記事を執筆、編集している。使用した化粧品・サプリメントは、400種を超える。


もともとは皮膚科で処方されていた美白成分「ハイドロキノン」。化粧品に配合されているけど、副作用とか大丈夫?と不安な方のために、ハイドロキノンについて解説しています。

医学博士 平田 雅子(ひらた まさこ)この記事の監修にご協力いただいたドクター

私のクリニック目白 院長 平田 雅子先生

1960年生まれ
医学博士、皮膚科認定専門医、日本医師会産業医、国際中医薬膳師

日本大学医学部卒業
東京医科大学付属病院勤務
東京医科大学付属八王子医療センター助手
同大学助手を退職後、女性専門医療に携わる。臨床の第一線に立ち、毎日500名以上の患者様の診療にあたる。
2003年、医療法人社団 育生会 私のクリニック目白 開設 理事長兼院長


皮膚を通して全身を診る女性のためのクリニック。ただ薬を出すだけではなく、食事や生活面のアドバイス、再生医療、美容治療など、元気で美しくなるために、患者様の健康生活をデザインするクリニックです。よくお話を伺って診察いたします。

医療法人社団 育生会 私のクリニック目白
〒171-0031 東京都豊島区目白1-4-1 JR東日本ホテルメッツ目白1階/JR山手線 目白駅 徒歩1分
Tel: 03-5992-5550 電話受付時間:10:30-19:00 休診日:火・日祝
https://www.watashino.jp

ハイドロキノン副作用はある?気になる危険性は?

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皮膚の漂白剤と言われるほどの美白成分「ハイドロキノン」。

副作用の心配はないのか?危険性ないのか?と不安な方のために、ハイドロキノンの歴史や副作用について解説。

アメリカでは長い!ハイドロキノンの歴史

ハイドロキノンは、アメリカでは20年以上前から使われている美白成分で、アメリカで「美白」と言えば、このハイドロキノンが主流でした。

いちごなどのベリー類や麦芽、コーヒーにも含まれる成分で、もともとは写真の現像の際に還元剤として使われていたものです。写真の現像をしている人の手が白くなったことから「美白効果」があると、研究が進められ、シミの治療に使われるようになりました。

日本でも医師の処方のもとでは、1960年代からシミや色素沈着の治療薬として使われていました。2001年に化粧品の規制法が緩和されて、ハイドロキノンが化粧品にも配合されるようになりました。

皮膚科で処方されるものはハイドロキノンが5~10%配合されていて高濃度なクリームですが、化粧品に配合される率は4%以下となっています。

ハイドロキノンの副作用について

化粧品に配合されているハイドロキノンの濃度であれば、特に副作用の心配は不要です。

治療薬として皮膚科で処方されているハイドロキノンは濃度が高いため、人によって赤みやかゆみ、ヒリヒリ感などの症状が出る場合があります。病院では、こうした症状やシミの変化など経過を見ながら、濃度を変えたり使用を中止したりの指示をしてくれます。

高濃度のハイドロキノンクリームは処方箋なしでも外国製のものや個人輸入でも手に入りますが、医師の指導なしに使用するのは危険です。また、メラニン色素は皮膚を紫外線などの刺激から守ってくれる役割もあるので、自己判断で長期間にわたっての使用も危険なので止めてください。

高濃度のハイドロキノンは、必ず医師の指導のもと使うようにしてください。

《白斑の危険性は?》

ある美白成分で問題になりました「白斑」は、肌がところどころ白くなって、皮膚が斑(まだら)になってしまう状態です。

この「白斑問題」の原因と言われているのは、ロドデノールという美白成分でした。

ハイドロキノンには関しては、皮膚科医に確認したところ、5%程度のハイドロキノンでは白斑の被害報告はないとのことです。

ただ注意が必要なのが、「ハイドロキノンモノベンジルエーテル」という成分です。一見、ハイドロキノンのようですが実は別物。

ハイドロキノンモノベンジルエーテルは、メラニン色素の合成を抑制する働きが非常に強いのですが、色素細胞に対する毒性が強く、長期間使用することで白斑を引き起こす危険性があります。

アレルギー反応を起こしやすいとして、化粧品への配合は禁止されている成分です。

日本では禁止されていますが、海外のコスメには使われていることがあり、個人輸入をしたり、旅行先で入手するなどして使うのは危険です。

皮膚科処方と化粧品配合のハイドロキノンの違いについて

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ハイドロキノンは、2001年の化粧品規制法が緩和されたことで、化粧品にもハイドロキノンが配合されるようになりました。

それまでは、皮膚科で処方され、皮膚科医の指導のもと使える成分でした。

皮膚科で処方されていたものを気軽に使える?

ここでは、皮膚科で処方されるハイドロキノンと化粧品に配合されているハイドロキノンの違いについて解説していきましょう。

《皮膚科で処方されるハイドロキノンについて》

皮膚科で処方されるハイドロキノンは、5~10%といった高濃度のクリームです。

皮膚科によって異なり、副作用などを考慮して5%に満たないハイドロキノンクリームを処方するところもあります。

料金は2,000円前後で自費となります。

皮膚科で処方される治療薬としてのハイドロキノンクリームは、不安定で酸化して変色しやすいというデメリットがあるため、冷蔵庫での保管が必要です。

治療方法は病院によって異なります。トレチノインクリームと併用したり、レーザーで治療した後にハイドロキノンクリームが処方される場合もあります。

使用して2~3週間後に診察をするなどして、状態を見ながら、濃度を変えたり、使用を中止したりの指示があります。

長期間の使用は皮膚科でも勧められておらず、長くても3ヶ月で一旦使用を中止しています。

《化粧品に配合されているハイドロキノン》

2001年の化粧品の規制緩和によって、4%までの濃度であれば化粧品に配合してもよくなったハイドロキノンですが、そのままだと不安定で酸化しやすいのが特徴です。

化粧品メーカーはこうしたデメリットを改善するため、成分を改良したり、カプセルに入れるなどして配合しています。

こうして改良されて配合されているハイドロキノンの化粧品に関しては、冷蔵庫での保管は必要ありません。

消費期限も特にメーカーの指示がなければ、一般的な化粧品同様、開封後は3~6ヶ月、未開封なら3年以内を目安に使い切ることをおすすめします。

使用方法や使用目安量もメーカーによって異なり、顔全体に塗ることもできる化粧品もあれば、シミだけに集中的に塗りタイプもあります。

日本製のハイドロキノン配合の化粧品に関しては、濃度の規制もありますが、海外コスメの場合は濃度が濃い場合もあるので、自己判断で使用する際は注意してください。

《ハイドロキノン配合の美白化粧品のメリット》

  • 安定性が高いため、保管しやすい
  • 皮膚への刺激が少なく、副作用がない
  • 冷蔵庫に保管しなくてもいい
  • 気軽に購入できて使いやすい
セラミド,キュレル,保湿効果ハイドロキノン配合美白化粧品8選!できたシミやくすみを徹底集中ケア!

ハイドロキノン化粧品の使用上の注意点

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ハイドロキノン配合の化粧品を使う際は、各メーカーの使用上の注意をよく読んでから使うようにしましょう。

①朝のスキンケアには使わない

ハイドロキノンが配合されている化粧品は、基本的に夜寝る前のスキンケアに使用するものが一般的。

ハイドロキノンを塗布した皮膚は、メラニン色素の生成を抑制する効果が高いため、紫外線によるダメージに対して弱くなっています。

メラニン色素は皮膚がんなどから肌を守るためにも作られる大切な肌機能なので、その機能が停止した状態で紫外線を浴びると危険です。

浸透テクノロジーでハイドロキノンを肌の奥まで届けることができるコスメブランド「ビーグレン」の担当の方いわく、夜塗ったハイドロキノンが翌日まで持ち越すことはありません、とのこと。

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②日焼け止めを塗る

メーカーによっては朝のスキンケアに使用してもいいハイドロキノン化粧品もあります。

また、ハイドロキノンを朝塗っていなくても、日焼け止めや紫外線対策は必須です。

紫外線は肌にとっては強い刺激で、あらたにメラニン色素を発生させる原因です。ハイドロキノンは新たなシミやそばかすの予防もしてくれますが、紫外線は当たらないことにこしたことはありません。

日常生活であれば、SPF30以上PA(++)以上で十分ですので、3時間おきに塗りましょう。

③保管方法について

皮膚科で処方される高濃度のハイドロキノンクリームと違い、化粧品は安定性があるため、冷蔵庫に保存する必要は基本的にはありません。

メーカーによって、冷蔵庫に保管という指示があればそれに従ってください。特に指示のないものに関しては、直射日光が当たらない、温度差の激しくない場所に保管するようにすれば大丈夫です。ただ、化粧品は一度開封してしまうと、多少は劣化が進みます。

開封したら、3~4ヶ月くらいで使い切るのがおすすめです。

④治っていない傷への使用は避ける

まだ傷口が塞がっていない傷への使用は、悪化させる可能性もあるので、傷が治るまでは使用しないようにしましょう。

⑤妊娠・授乳中の使用について

2%など低濃度のハイドロキノンの使用に関しては、妊娠中や授乳中でも使うことができると言われていますが、実際、妊娠中や授乳中の人に臨床実験がしにくくデータが取れにくいというのが現状です。

妊娠中や出産後はホルモンバランスの変化もあり、肌が敏感になりやすい時期でもあります。この時期に初めてハイドロキノンを使ってみるというであれば、使用開始を見合わせた方いいと思います。

肌が敏感になっている生理前後に新しい化粧品の使用も避けたほうがいいくらいなので、ホルモンバランスに変化がある時期はおすすめできません。

ハイドロキノン化粧品はこんな人におすすめ!

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ハイドロキノン配合の美白化粧品をおすすめしたい人は下記のような人です♪

目に見えるできてしまったシミを消したい

シミはできてしまったら、とにかく早めの対処が必要です。年齢とともに消えにくくなりますし、真皮層に落ちてしまったシミはレーザー治療でしか改善できません!シミができたかな?と思ったら、すぐに使いはじめましょう。

ケガやニキビ、炎症後の色素沈着を早く消したい

紫外線によるシミは徐々に浮き上がってきますが、ケガやニキビなど炎症を起こした後はすぐに跡が残ってしまいます。早めに美白化粧品などを使って対処することで、キレイに改善できます。この場合は、一時的な使用でも大丈夫です。目安は3~6ヶ月です。

皮膚科に行くのが面倒

ハイドロキノンを使ってシミを消したいけど、定期的に皮膚科に通うのが面倒という人は、高濃度なハイドロキノンクリームより時間はかかりますが、化粧品の使用がおすすめです。

敏感肌で高濃度なハイドロキノンは怖い

高濃度なハイドロキノンクリームでも、医師の指導のもと使えば安心ですが、肌が弱い人は赤くなったり、痒み、ヒリヒリなどの症状が出る場合があります。

その場合もすぐに医師に相談するようにすれば、的確な指示をしてもらえますが、それでも怖いというのであれば、化粧品のハイドロキノンがおすすめです。安定性があり、低刺激な処方になっている化粧品が多く、敏感肌でも安心して使えます。

と言っても、個人差がありますので、お試しセットやサンプルを使って、パッチテストを行ってから使うようにしてください。

外回りが多いので将来のシミが心配

営業などで外回りが多いという女性は、紫外線対策をしていてもやっぱり将来出てくるかもしれないシミが心配です。ハイドロキノンは、新しくできるシミの予防効果もありますので、毎日のスキンケアに取り入れることをおすすめします。その場合は、ピンポイントに塗るタイプではなく、お顔全体に使うハイドロキノン化粧品を選びましょう。

デリケートゾーンの黒ずみが気になる

下着の締め付けやカミソリでの処理が原因で色素沈着したデリケートゾーンの美白ケアにも使えます。化粧品なら刺激もマイルドなので、デリケートな部分にも安心です。

火傷痕のケアに

火傷は皮膚にダメージを受けてしまっているので、治っても色素沈着して痕が残ってしまいます。そんな火傷痕のケアにもハイドロキノンがおすすめです。炎症が治まったら使い始めましょう。

ハイドロキノンの効果を高めるスキンケア

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せっかく使うハイドロキノン。より早くシミが改善できるように、効果的なスキンケアを実践しましょう。

①新陳代謝を高める

シミを早く外に排出するには肌のターンオーバーを高めなければなりません。

そこで新陳代謝を高めると効果的。毎日入浴して体を温めたり、運動をすることで新陳代謝がアップします。

マッサージも効果的なので、入浴中にオイルを使ってお顔のマッサージをするのもいいでしょう。

また、アミノ酸を豊富に含むプラセンタサプリやシミを消すのに効果的なL-システイン配合の美白サプリメントで、内側からのケアをするのも効果的。

②夜は日が変わる0時までに就寝

お肌のゴールデンタイムと呼ばれる夜10時~2時の間は、肌の再生力が活発に行われる時間帯です。現代人にとって夜10時は早過ぎる就寝時間ですが、せめて日が変わる0時までには就寝して、夜使用するハイドロキノンの効果を高めましょう。

③保湿で肌状態を整える

肌内部の水分が足りなかったり、皮脂分泌量が少ないなど水分と皮脂のバランスが取れていない乾燥肌は肌のターンオーバーが正常に機能しにくくなります。

また、肌のバリア機能が低下して、肌荒れや吹き出物などの肌トラブルを引き起こしがちになり、炎症後色素沈着で新しいシミを生み出す原因にもなります。

ハイドロキノンを使ってメラニン色素を還元しても、また次々とシミができてしまう悪循環に陥ります。ハイドロキノンの効果を高めるためには保湿対策も必須です。

④ビタミンC誘導体配合の美白化粧水との併用

お肌全体のトーンアップ効果も得るなら、ビタミンC誘導体配合の美白化粧水との併用がおすすめです。

肌内部に浸透するとビタミンCに転換されて、肌の奥のメラニン色素のそばまで到達して美白を促してくれるビタミンC誘導体は、シミやそばかす予防のほか、メラニン色素還元効果もあります。

美白化粧水で肌全体のくすみを取り除いてトーンアップすることで、シミが改善された後、顔全体が明るく透明肌に仕上がります。

⑤使用量の目安を守る

用量は各メーカーごとの使用目安量を守って使いましょう。多すぎると刺激が強くなる場合がありますし、少なすぎると効果が現れにくいです。ハイドロキノンの効果を得るには、目安の使用量を守って使いましょう。

まとめ

ハイドロキノンは、正しい保管方法、使い方を守れば、副作用や危険性の心配はありません。

しかし、どの美白成分もそうですが、お肌に合うか?効果を実感できるか?は、個々の肌質やシミの種類、状態によっても異なります。

使用前はパッチテストをし、特に肌トラブルがなければ、約3ヵ月じっくり使って、シミの状態を見てみましょう。

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