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美白成分一覧とその効果~シミやくすみをケアする美白化粧品を選ぶ参考に~

ハイドロキノン配合 美白化粧品

今回は、女性にとってはあこがれのシミやくすみのない「透明美肌」へ導く「美白成分」をまとめました。

この記事はこんなあなたにおすすめ!

  • 最近シミが出てきた
  • 明らかなシミはないけどなんとなく肌がくすんでいる
  • なんだか肌にムラがある
  • 美白成分が色々ありすぎて何を選べば良いかわからない

年齢とともに気になり始めるシミやくすみ。見た目年齢も上げてしまうため、濃くなる前に早めの対処が必要です。

美白化粧品にもいろいろあるけれど、どんな美白成分が良いのか?コスメ選びに迷っている方必見です。

シミやくすみのケアに効果が期待できる美白化粧品に配合されている美白成分とその効果を一覧にまとめました。

美白成分とその効果一覧~シミやくすみのケアに~

美白成分 一覧

“シミ”とひとことで言っても、実は色んな種類があります。

シミができるメカニズムは同じでも、紫外線だけではなく、ホルモンバランスや色素沈着、ターンオーバーの遅れなど、原因は様々です。

放置すればするほどシミは濃く、また別の場所に増えていくもの。

そうならないためにも、気づく前にお手入れ、気づいたらケア、このルーチンを確実に守っりましょう。

ここでは、美白成分の表示名称の代表例を記載(総称の場合)しています。是非参考にしてみてください。

≪コンシェルジュ虎の巻≫“表示名称”ってなに?

上村 理恵子

“表示名称”とは、日本化粧品工業連合会が定めた化粧品の全成分表示に用いる成分の名称のことです。

今お使いの化粧品容器もしくは化粧箱をご覧いただきますと、配合されている全ての成分が記載されており、その表示されている名称のことを指しますが、医薬部外品の場合はその全てが記載されていない場合も(有効成分のみ記載)

また、化粧品カテゴリと医薬部外品カテゴリでは同じ成分でも表示名称が異なることがあります。

アルブチン

美白成分 アルブチン

※画像引用元:化粧品成分オンライン https://cosmetic-ingredients.org/whitening/アルブチンの成分効果/

<性質>コケモモなどの植物に含まれる成分で、ハイドロキノンと似た分子構造になっています。1990年に資生堂が申請し、医薬部外品として認可されました。
メラニンの生成を促進させてしまう酸化酵素チロシナーゼの活性を阻害するため、メラニンをできにくくする働きを持ちます。
同じアルブチンでもα-アルブチンは2002年に江崎グリコが開発した成分もあります(表示名称はα-アルブチン)
<特徴>酸化酵素チロシナーゼの活性抑制に特化した美白成分で、シミを作らせません。

 

エナジーシグナルAMP

美白成分 エナジーシグナルAMP

ターンオーバーとはお肌の新陳代謝のこと

<表示名称>アデノシン-リン酸2ナトリウムOT
<性質>大手医薬品メーカー、大塚製薬開発のターンオーバーの仕組みに着目した成分です。メラニンの蓄積を抑えて、シミやそばかすを防ぐ美白効果があります。
AMPとはアデノシン-リン酸のことで、2004年に厚労省より美白成分としての認可が下りました。お肌の新陳代謝自体が活性化されるため、できてしまったシミのケアにも期待できます。
<特徴>ターンオーバーの周期に着目した美白成分で、肌リズムを整えることでシミを防ぎます。

エラグ酸

美白成分 エラグ酸

日焼けしてしまったほてった肌に

<性質>南米ペルー原産のマメ科植物タラなどを始めとする多くの植物に含有されているフラボノイドのことで、1996年にライオン㈱により医薬部外品として承認された植物性美白成分です。化学構造的にはポリフェノールであり、アルブチンと同様にハイドロキノンと似た構造を持っています。
よって酸化酵素チロシナーゼの活性を抑えることにより、メラニン色素の生成を阻害します。また、紫外線による色素沈着に対する予防効果もあり、特に肝斑や炎症後の色素沈着に対する有用性が認められました。
<お手入れ基準>日焼け後のほてりや肝斑のケアに有効で、肌の酸化が気になる方にピッタリです。

カモミラET

美白成分 カモミラET

<性質>キク科植物カミツレの花からスクワランで抽出したエキスです。花王の申請で1999年に医薬部外品として認可が下りました。
スクワランで抽出したものをカモミラETとしており花王のオリジナル成分で、水やエタノールなどで抽出したものをカミツレ花エキスと呼び区別されています。
メラノサイトに対してメラニン色素を作るように指令する情報伝達物質のひとつ、エンドセリンの活動を阻止し、メラニン色素の生成を抑制します。
<安全性について>使用実績の長い成分であるため皮膚刺激やアレルギー性等はほぼないと考えられますが、試験データ不足のため詳細は不明です。

グリチルリチン酸ジカリウム

美白成分 グリチルリチン酸ジカリウム

<表示名称>グリチルリチン酸ジカリウムの他、グリチルリチン酸2K
<性質>マメ科の植物甘草(カンゾウ)から採取される成分で、グリチルリチン酸の誘導体をグリチルリチン酸ジカリウムと言い、様々な化粧品に配合されています。
この成分の有効性は強力な抗炎症です。シミに対するアプローチのメカニズムは、乾燥や紫外線などの外部刺激を受けることによって肌が炎症を起こし、メラニン産生活性化物質が放出され、シミやそばかすが発生することから、まずシミの発生する初期段階の肌の炎症を抑えることで今以上にシミを作らせないというロジックになっています。
よってできてしまったシミに有効というわけではありません。
<特徴>強い抗炎症力があることから、アトピー性皮膚炎や赤みのある肌の方も安心してお使いいただけます。

≪コンシェルジュ虎の巻≫よく目にする“誘導体”ってなに?

上村 理恵子

本来の有効成分に化合物をくっつけるなど加工をして、浸透力を高めたり、安定性を強めたりしたものです。一般的には肌に浸透すると加水分解反応を起こし、化合物が切断され、切断後初めて本来の有効成分として効果を発揮します。つまり誘導体自体が肌へ働きかけるのではなく、肌へ浸透して初めてアプローチできる、優れた技術なのです。

コウジ酸

美白成分 コウジ酸

コウジ酸によるメラニン生成抑制の研究画像

※画像引用元:コーセーテクノロジースペシャルサイト https://www.kose.co.jp/jp/ja/research/technology/kojicacid/report-1.html

<性質>米麹から発見された医薬部外品美白有効成分で、日本古来より伝承成分として知られている原料です。1970年代頃に、お味噌や醤油、お酒など醸造現場で勤めている杜氏の手が白くて美しいと言われており、そのあたりからコウジ酸の美白効果に対する研究が進められました。
酸化酵素チロシナーゼは銅イオンがないと働きません。コウジ酸はその銅イオンを引き抜くため、メラニンに変化させない仕組みです。
<特徴>紫外線によるシミ以外にも、黄ぐすみや肝斑の治療にも取り入れられてきました。

トラネキサム酸

<性質>医薬部外品の美白有効成分として2002年に資生堂の申請により認可が下りました。強い紫外線を浴びて、肌が炎症を起こしたときに発生する、メラニン色素生成誘導因子の発生を抑制することで美白効果を発揮します。
同時に肌荒れを誘発するタンパク分解酵素も抑制してくれます。
<巷のうわさ~肝斑~>ネットの情報などでは『肝斑が薄くなった!』といった記事が頻繁に見られますが、実際には化粧品等の塗布による試験の作用データはなく、その有効性は不明です。ただし、内服による試験データには肝斑女性患者に有効性が認められたことは明らかでした。

ニコチン酸アミド

<表示名称>ナイアシンアミド(化粧品配合の場合)
ニコチン酸アミドは医薬部外品としての成分表示名となります
<性質>ビタミンB群の一種であり、消炎効果や代謝活性効果などが期待される成分です。また、血行促進効果もあるため肌のくすみ予防以外にも、メラニンの生成を抑えシミやそばかすを防ぐ美白効果があります。医薬品にも使用されるほどの高能力原料です。
美白効果のメカニズムは、メラニン自体が表皮細胞に到達するのを抑制させることで、シミ自体が表面に出てこないよう働きかけます。
<特徴>できてしまったシミに対しての効果はなく、予防のための有効成分です。

ハイドロキノン

<性質>元々はいちごや麦芽などの天然に存在する成分です。メラニン色素自体を淡色化する作用を持ち、メラニン合成抑制効果があります。
以前は化粧品に配合することが禁止されていましたが、現在では2%までの配合が認可されています。
集中ケアとして使用されることが多いハイドロキノンですが、 その理由は肌自体にハイドロキノンに対する耐性ができてしまうことが理由のひとつです。その他、刺激を感じる場合があることが懸念されるために、高濃度のハイドロキノンを使用する際には使用期間の制限もあるため、医師に相談してください。
<白斑(白抜け)について>5%以下のハイドロキノンでは白斑報告はありませんが、目の周りなどの粘膜については安全性が低い成分です。

ハイドロキノン誘導体

<表示名称>アルブチン
<性質>α-アルブチンは前述したように2002年から美白成分として市場に広まり、β-アルブチンは1989年に資生堂が開発した成分となっています。
ハイドロキノンとの効果の違いは、既に表面化されているシミやそばかすを薄くする効果が低いということです。誘導体はできてしまったシミやそばかすよりも、今後の白いお肌のための予防成分として効果を発揮します。効果は減少ですが、安全性については格段に上がり、その安全性は使用制限もありません。
<特徴> シミや肝斑の予防として使用

ビタミンC誘導体

<表示名称の代表例>アスコルビルグルコシド、リン酸アスコルビルMgなど
<性質>ビタミンC(アスコルビン酸)を水溶性と安定性を高めた成分です。ビタミンCのままでは水溶性であるため、そのまま配合しても肌に浸透しないことから誘導体化されました。
メラニン色素の生成を抑えて、日焼けによるシミやそばかすを防ぎ、リン酸アスコルビルMgについては、強い抗酸化作用があるため、光老化対策成分として配合されることがあります。
<特徴>医薬部外品ではリン酸-アスコルビルマグネシウムという表示名称で、単体では壊れやすいビタミンCを長時間お肌に留めることができます。

フラーレン

<性質>現在5種類のフラーレンがあり、強い抗酸化力と持続性の高さが注目されました。抗酸化力の高い成分としてビタミンC(アスコルビン酸)がありますが、フラーレンの抗酸化力はビタミンCの125~250倍という試験データがあります。
抗酸化力についてはビタミンC誘導体と比較した場合、持続性が高いことも明らかになっています。
<特徴>メラニンの生成抑制以外にも、目尻の小じわ改善(リポフラーレンR塗布)、ニキビ改善(リポフラーレンR塗布)、毛穴を引き締める(ラジカルスポンジR塗布)といった効果が認められました。

フラバンジェノール

<性質>フランス南西部の海岸に植林された海岸松の樹皮から抽出した成分。ポリフェノールを多く含有し、ビタミンCの約600倍もの抗酸化作用を発揮すると言われています。
美白機能については、2012年に外用によるシミの抑制効果を臨床試験で認められ、発表に至りました。
またヒアルロン酸と相性が良く、組み合わせて使用することで保湿力がコラーゲンの約5倍の水分蒸散制御率がありました。
<特徴>チロシナーゼ阻害作用によってメラニン生成を抑えます。また、サプリメントとしても使われています。

プラセンタ

<性質>豚や馬、羊の胎盤から抽出した保湿及び美白、ターンオーバーを正常にする効果を持ちます。アミノ酸、ビタミン類などを豊富に含有しており、美白効果についてはシミを抑制する作用とシミを排出する作用を有しているため、厚労省が認可している美白有効成分です。また、昨今では胚芽や魚の卵巣膜からプラセンタによく似た成分を抽出し、それぞれ植物性プラセンタや海洋性プラセンタとして化粧品に配合されることも多数あります。
<プラセンタの安全性について>現在のプラセンタはアレルギーの原因になるような成分やホルモンは除去されています。安全で体に影響のない成分構成なので安心して使用できます。

《コンシェルジュ虎の巻》サイタイエキスとプラセンタエキスの違いって?

上村 理恵子

誤解されやすいのですが全く異なる成分です。“サイタイ”とはへその緒のことで、“プラセンタ”とは胎盤のことを指します。その含有成分も効果も異なりますが、併用することで相乗的な線維芽細胞増殖効果が認められた研究報告があります。※スノーデン㈱ 論文発表・学会発表 https://www.snowden.co.jp/treatise/index.html

4MSK

<表示名称>4-メトキシサリチル酸カリウム塩
<性質>資生堂が研究と開発を行った医薬部外品の美白成分です。メラニンの抑制効果だけではなく、溜まったメラニンの排出を正常化する働きもあります。
また、資生堂の特許成分ですので2019年現在、4MSKを配合している化粧品は資生堂だけです。
<注意点>サリチル酸誘導体であるため、お肌の弱い方は刺激を感じる可能性があります。

リノール酸

美白成分 リノール酸

<性質>サフラワー油やヒマワリ種子油などの植物油から抽出した高級脂肪酸(不飽和脂肪酸)です。リノール酸は動物発達上重要な必須脂肪酸で、ビタミンFとも呼ばれています。保湿効果が高く、炎症を鎮める働きもあるため、結果として細胞が活性化され、お肌にハリとツヤをを与えることができます。
<特徴>メラニン生成の抑制、チロシナーゼ活性抑制、色素沈着抑制

ルシノール

<表示名称>4-n-ブチルレゾルシノール
<性質>1998年にポーラ化成工業が申請し医薬部外品として承認を得た美白剤で、シベリアモミの木に含有されている成分が高い美白効果があることを発見しました。チロシナーゼ活性やメラニン生成を抑制する働きがあります。
ハイドロキノンと分子構造が似ているため漂白作用が強い印象がありますが、実際にはできてしまったシミに対しての漂白効果はありません。
但し、薄いシミの段階でケアすればそれ以上濃くなることを防ぎます。
<特徴>昨今の研究ではルシノールとビタミンC誘導体を併用することで、美白の相乗効果が高まるという研究結果が出ています。

まとめ

美白成分

いかがでしたでしょうか。

様々な美白成分をご紹介いたしましたが、化粧品や医薬部外品を使用する以上はその効果の反面、肌へのネガティブな作用やアレルギーなどの問題は永遠のテーマであり、日々研究されています。

今使っている化粧品の美白メカニズムは何なのか、信頼できるメーカーの製品なのか、歴史は長いのか?
歴史の長さは安心して愛用することができるひとつの指標にもなります。
効く、効かないといった効果効能も気になりますが、何よりもご自身で納得できる商品を使うことが最も大切なことです。

化粧品の情報は錯綜しがちですが、情報に振り回されず、しっかり見極めていきたいものですね。

《参考文献》
化粧品成分ガイド/第6版
化粧品成分オンライン(https://cosmetic-ingredients.org/
化粧品ハンドブック/第2版

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